高校受験の英語対策に動詞の攻略が必要な理由

こんにちは、現在偏差値40点以下の高校受験生向け「原田式英語コーチング」の原田です。

あなたは、お子さんの英語の成績が伸びないことでお悩みではありませんか?

  • 塾に行っているのに、英語だけ成績が伸びない。
  • 英語だけは、親も苦手で見てあげられない。
  • 英語の成績が悪いので、志望校をあきらめなければならない。

この記事では、こういう様々な親子の悩みを解決します。

 

受験前にやるべき英語対策のポイントはここ!


「塾にも通っているのに
英語の成績が伸びない。私も英語が苦手で子どもの英語を見てあげることもできない」

そう思われたお母さんご自身の中学英語の復習だと思ってぜひ読んでみてください。

高校受験を控えて、中学3年間分の英語のやり直しを考えると、いったい何から手を付ければよいのか・・・というような効果的な勉強方法について、親子で頭を抱えているかもしれません。

ところが、3年分の英語すべてをやり直すまえに、最初にあることに焦点を当てて勉強すれば、偏差値を上げられる方法があるとしたら、知りたいと思われますか?

実はそれは、
「動詞」の攻略なんです。

英文のキモは「動詞」

受験問題に必ず出される問題の一つに、「長文読解」というのがあります。

いくつかの段落に分かれた英語の長文を読んで、内容の説明や、単語の意味や、文法的な問題などを問われる問題です。

この「長文読解」で高得点を取るには
・単語を暗記していること
・文法が理解できていること
・何について書かれているのか全体の内容を素早くつかめること
が求められるのです。

つまり、「長文読解」は
英語の総合力が問われているのです。

この長文読解力をつけるために重要になってくるのが「品詞の役割と位置」をきちんと把握することです。中でも特に「動詞」を理解できているかどうかが、長文読解攻略のカギになるのです。

そもそも「品詞」とは?


ちょっとまって!!
「動詞」の前に「品詞」って?

「そもそも【品詞】ってなぁに?」というレベルのお子さんもいるでしょう。

世のお父さん、お母さんたちも、中学生の時に学んだはずですが、それでも「英語苦手です」と言われる親御さんにとって文法は「・・・?」状態の方がほとんどです。

ですから、ご安心ください。同じようなことで悩まれているのはあなただけではありません。「英語がわからない日本人」のほとんどの方に共通するのは、中学で学んだ大事な英語の基礎が、そっくり抜け落ちていることなのです。

あなたのお子さんが、「とりあえず、大学入試で何とかなる英語力」というレベルをめざすのではなく、将来、仕事に使えるような語学力、海外でも通用するような、社会に役に立つ英語力を身につけていてほしいと思われるなら、中学生の今が、英語をマスターするには最適の時期なんです。

おっと、そう、そう、品詞の話でした。

英語の文章を読んで理解するには、それぞれの「品詞」の役割と、文章の中での「位置」を理解することがとても重要なんです。

残された受験勉強の時間を工夫するなら、なかでも
「動詞」について学びなおすのが効果的だと言えます。

 

なぜ受験英語で「動詞」が大切なの?

「品詞」の中でも、なぜ特に「動詞」が重要なのでしょうか?

そもそも「動詞」って何でしょう?

答え:人や物事の「動作」や「状態」を表す言葉です。

「お茶を飲む」の「飲む」、「英語を勉強する」の「勉強する」などは「人の動作」です。

では、「人や物ごとの状態」ってどういうことでしょうか? この「状態」を表す「動詞」を理解できている人が、ほんとに、ほんとに、ほんとに、少ないのです。

はい、ここで質問です。
『では、「動作」ではなく「人や物ごとの状態」を表す動詞とはいったいなんでしょうか?』

すぐに答えられましたか?

答えは、「be 動詞」です。

「あ~ そういえば、そういうのがあったよね」と思い出せる程度ではないでしょうか。

実はbe動詞の現在形は、中学1年の教科書の最初のユニットで習います。でも、どういうわけか、be動詞を理解して、使えるレベルになっていないんです。

これだけ多くの日本人の盲点になっていることを考えると、それは、生徒側の問題ではなく、英語の教科書の内容構成の問題、もしくは、教える先生方の教え方の問題かもしれません。

ある企業の英語対策でわかったこと


以前、ある大手企業から「TOEIC対策として英語を教えてほしい」
という依頼を受けました。しかしその支店には、英語対策は初めての取り組みで、英語に詳しい社員もいないということでした。

それまで、TOEICを社員に受けさせてもいないし、英語を学ばせたいと思っている社員さんたちのレベルもわかっていない状況でした。ですから、なんと、最初のレッスンまで社員さんたちの英語レベルに関しては全く情報をいただけなかったのです。こんなことは初めての経験でした。

「中堅社員さんたちにTOEIC対策の英語を教えてください」と聞いていたので、「彼らは英語はそこそこわかっていて、あとは、TOEICの点数を上げるための学習方法と、実践を見てあげれば良いのかな」くらいに考えてレッスンが始まりました。

ところが、ところが、最初のレッスンは、私のそれからの英語人生で大きな分岐点になるくらい衝撃的なものでした。

レッスンの始めに、生徒さんの英語力を見るために最初に簡単な英文を言ってもらいました。

「『私は英語を勉強します』を英語で言うと?」と訊くと
生徒A: ”I am study English.”
「ん?」と思って、もう一回

「『私はコーヒーを飲みます』を英語で言うと?」と訊くと
生徒A: ”I am drink coffee.” と答えました。

「どうして、動詞と一緒にam を使うの?」と私。
すると
「だって、am は「私は」の「は」じゃないんですか?」

「なるほど!!! そういうことですか」と納得。

躓いていたのはここだった


正直言って、それまで、こういう【基本の基】から教えたことがなかったので、逆にとても新鮮でした。そこで、be動詞について丁寧に説明しました。
すると、間違った覚え方をしていた人の周りの人たちが、口々にこういいました。

「あぁ~、僕もそこでつまづいていたんですね」

つまり、そのクラスのほとんどが、be動詞を同じように覚えていたことが明らかになったのです。

私の頭の中でも同じように「あ~、みなさん、ここで躓いていたんですね!」でした。

私にとってこの体験は、ほんとうに青天のへきれきでしたが、逆に、その後の英語指導をする上で貴重な体験にもなりました。

「be動詞は『私は』の『は』である」という勘違いは、それまで教えてきた生徒さんたちにはないレベルだったのです。

英語学習者の英語力は、それまでの学校での勉強と大人になってからの学び方のバリエーションが様々です。「英語初級レベル」と言っても一様ではありません。いろいろな方がいました。

音だけは、結構拾える人もいれば、話せないけど文法はきちんとわかっている人。語彙は少ないながら、ネイティブとも臆せず話せる人。発音はそこそこ上手な人。

実に様々なんです。

ところが、この経験で
「英語が伸びない人は、どこで躓いているのか」
が、はっきり見えてきたのです。

「動詞」と他の「品詞」とは何が違う?

ですから
「一般動詞」(動作を表す動詞)
「be動詞」(状態を表す動詞)
の違いを
きちんと理解し、しかも使えるレベルに達することが受験英語をクリアするには欠かせないことです。さらに、もしその先に英会話ができるようになりたいと思っているなら、なおさら重要なポイントなのです。

品詞にもいろいろあります。そのなかで、ことさら「動詞」にこだわるのはなぜだと思いますか?

他の品詞は、形が変わらないので「役割」と「文章内での位置」を把握することで対処できます。

もちろん、形容詞には、「より~だ」「もっとも~だ」というような「比較級」とか「最上級」とかの問題があります。なつかしいですね。「そういえば、やった、やった」って感じですか!

それでも、多少形が変わっても、形容詞としての役割は変わりません。

ところが
「動詞」には、ほかの品詞と【大きく違う点】があります。
ここをきちんと理解できていないので、文章の中で多用される「動詞もどき」を目にしたとき「いったいこの文章をどう訳せばいいんだ!!」と、わからなくなるのです。

その「大きく違う点」とはなんでしょうか?

「動詞」の説明をし始めるととても長くなるので詳しくは別のブログで説明しますね。

英語は日本人に必要なツール


とにかく、今日お伝えしたかったのは

「決して楽して実力は積み上げられない」
という事実はあります。

でも一方で

高校受験対策としては、学習範囲も決まっていますし、まちがいなく
効果的な勉強方法はあるんですよ。
ということです。

できれば、受験対策のための英語学習で終わらせないでほしいのです。 せっかく学ぶのですから、受験を期に「英語ってこんなに面白いんだ」「英語がわかれば世界が広がるよ」という英語の面白さを知っていただきたいのです。

そこから、将来の進む方向を含めて、英語をどう活用できるかまで考えていただきたいと思っています。

そして、英語は、これから先の人生を大きく変えるツールにもなり得るということを、日々の生活や学習を通じて実感していただきたいというのが私の願いです。

英語をはじめ、第二言語の習得は、机に座って静かに勉強する種類の教科ではないのです。 国語や算数とは全く違うのです。

どちらかというと
音楽・体育・図工のような技能に近い性質のものです。

ですから、
正しい学び方を取り入れさえすれば、英語を学ぶことで、成績が「大逆転」の可能性もあるのです。

そのあたりの詳しいことは、また別のブログでお伝えしますね。

まとめ

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
どんな小さなことでも、ヒントになることを見つけていただき、実践していただければ大変うれしいです。

今日お伝えしたことは

  • 英語は、品詞の役割と位置を理解することがが大事。
  • なかでも、動詞は形が変わると役割が変わるので要注意。
  • 英語力が伸びないときは、基礎をやり直すのが近道。

ということで、ぜひ効率よく勉強してくださいね。

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