【原田式英語コーチング】コーチ原田かおる

自己紹介

原田 かおる |Kaoru Harada

広島出身 7月2日生まれ

(株)ポテンシャル・アクト 代表取締役
「原田式英語コーチング」コーチ

◆ 子どもの自発性ややる気を引き出す「コーチングマインド講座」
◆ 「関係の質」を高める親向けコーチング
◆ 受験英語の効率の良い勉強方法と、対策ポイントを伝える
◆ 面白くて分かりやすい説明で英語力アップをサポート

 

スポーツ:中学から大学まで10年間ソフトテニス部在籍。大学3年4年時に、中国・四国地区における学生ランキング1位を獲得。

好きな本:「マインドセット」キャロル・ドゥエック (邦題:「やればできる」の研究)

好きな映画:“Love actually”  “You`ve got mail”  “King`s speech” その他いろいろ

好きな俳優:高橋一生 コリン・ファース ハリソン・フォード ダイアンキートン

好きな言葉:汝の立つところ深く掘れ、そこに必ず泉あり(ドイツの哲学者フリードリッヒ・ニーチェ)

 

| 略歴

1997年 専業主婦を卒業し「茅ヶ崎方式英語会」で英語講師としてのキャリアを始める。その後、アジア開発銀行、ユニバシアード大会などの通訳を経験し、
高校、企業、個人向けの英語レッスンに従事する。
2003年 コーチングの勉強を開始
2004年 コーチ資格を取得。
2006年 会社を設立し、個人向けのコーチングや、企業でのコミュニケーションスキルアップセミナーなどを提供
2007年から12年間、九州大学での「学校管理職マネジメント研修」でコーチング研修を担当。その間、先生向けのコーチングの本を共著で2冊出版
2014年 企業研修でかかわったコーチング導入の事例を、ストックホルムで行われた「解決志向世界大会」のカンファレンスで事例発表
2020年 コーチングと英語を融合させたプログラム「原田式英語コーチング」を構築し提供を始める

コーチング実績

★ 部下を育てられる上司育成コーチング研修
★ 糖尿病患者対応の管理栄養士向けコミュニケーション講座
★ 学校の教諭向け、子どものやる気を引き出すコーチングコミュニケーション講座
★ 学校管理職向けコーチング研修
★ ワンツーワンコーチング 延べ900時間超
★ スウェーデンのストックホルムで、企業のコーチング研修の成果を事例発表
★ 大学教授との共著で、教師向けコーチングの本を2冊出版

お客様の声

◎ 研修に参加して、自分の強い思い込みが相手にプレッシャーをかけていたと気づいた
◎ 「あなたのことを思っているから」という自分勝手な「正義感」が相手の負担になっていたことがわかった
◎ 自分の口ぐせに気づいた。それまで自分の第一声がネガティブな言葉だということに気づかなかった
◎ 返事をする前に「一呼吸」おくだけで、会話が違ってくると実感した
◎ 相手が何か困ったことを話すと、「解決案」を押し付けていた。相手が欲しいのはそんなことではないと初めて気づいた
◎ 相手についてわからないことは、相手に聴けばいいんだと納得した。相手のことを勝手に思い込んでいた。

英語ができると勘違いしていた

少し私のことをお話しさせてください。

中学の最初の英語の授業から英語が好きになりました。
英語の音が心地よいことと、その当時の先生が帰国子女で、とてもかっこいいと感じたからです。

中学・高校の頃は、アメリカ映画や音楽が大好きで、その当時、NHKで放送していたアメリカの若者のドラマにはまっていました。
タイトルは「ルート66」
少ないお小遣いの中から、丸善の洋書売り場でアメリカのゴシップ雑誌を買って、スクラップブックを何冊も作りました。いまでも、良い思い出です。

そのころテニス部に入っていて、正直言って真面目に勉強はしていませんでした。 英語といえば、好きな楽曲の歌詞を覚えて、レコード(その当時はCDではなかった笑)で、まるまる歌詞を覚え一人カラオケにはまっていたくらいです。 今思えば、その方法が、英語を話すことやリスニングにとても役に立っていたのですが、それだけでは、英語の基礎を学ぶことからほど遠いことでした。 

それなのに周りの人から「英語が上手」とおだてられ、本人も勘違いしてしまっていました。本当に、トホホな学生生活でした。

そんな調子で、その後もずっと英語好きは変わらないものの、ろくに勉強はしないで、いわゆる推薦というエスカレーター式(死語でしょうか(笑))で大学も英文科に進みました。
でも、単に映画や洋楽が好きということだけで、英文科に進んだ結果、大学に入って最初にそれは・それは落ち込みました。

「私は、文学を学びたくて大学に入ったんじゃない!!」って叫んだのです(心の中で)。「英文科に入ったのだから、当然文学でしょ! バッカじゃない?」って自分でも思います。 冷静に考えれば最初から分かっていたはずなんですけどね。 (笑)

つまり、「わたしは英語をツールとして人と関わることをしたかったんだ」と分かったのですが、もう後の祭りでした。それからは、たとえ好きな英語とはいえ、文学を学ぶことに興味を持てなくて、それから後の4年間は、ひたすらテニスに逃げていました。結果、大学4年間の成績も、赤点を取らない程度のすれすれでした。

たまたま、テニス部の2年先輩が試合でよい成績を残したので、それを引き継がざるをえず、春休みも、夏休みも返上して、ひたすら練習をすることになりました。 結果、大学3年、4年時に、中国・四国地区で学生ランキング1位をとれたのは、本当にラッキーでした。

「落ち込んでも立ち直りが早いこと」、「その時の置かれた状況で早い判断を下せる」というのは、そのころテニスを通じて鍛えられたものではないかと感じています。

そんな英語ですが、結婚してしばらくは、子育てもあって、英語から遠ざかっていました。ところが、学生時代はテニス三昧で、英語に関して何か「やりきった感」を感じられなくて、卒業してからずっとモヤモヤした気持ちが残っていました。

二人目の子供が幼稚園に上がった年に、それまでの消化不良を解消するように、また英語の勉強を再開しました。

英語を一緒に勉強する仲間もできて、楽しく続けるうちに、ある日ショックで落ち込んでしまいました。英語を長年勉強していると、英語版の「タイム誌」を読むことにあこがれてきます。 タイム誌を持ち歩くことが、ある種ステイタスになるのです。

しかし、そんな中で「基礎ができていない」という現実を突きつけられたことが起りました。ある記事を読んだとき、むつかしい単語もないのに、そこに書かれている文章の意味が分からない?? いったい何が書かれているのか、何を言っているのか、ほんとうに理解不能でした。

辞書を調べまくり、英語仲間の友人に聞いたりしてはっきり分かったことは、「大事な英語の基礎が抜けている。構文がつかめていない」ということでした。

原因は三つ
◎ 「英語上手ね」なんておだてられて、いい気になって本当に大事な勉強が抜けていたこと(ただ発音がいいだけの英語でした(笑))
◎ テニスに明け暮れて日々の学校の勉強をおろそかにしていたこと
◎ 大学に推薦で入ったので、受験勉強をきちんとしていなかったこと

人生でワーストワンの「穴があったら入りたい」体験でした。

英語力をつけるためのやり直し学習


「基礎が身についていない」ことを実感して、なんと40代半ばで1から基礎のやり直しを決心しました。たまたま、英語仲間に、とても文法に強い友人がいたので、事情を話して教えてもらうことになりました。

桐原書店の「文法1000題」という問題集を買って、彼女の家で週1回猛特訓。 やればやるほど、「こんなの学校で習ったっけ?」が続出。 みっともないのも、恥ずかしいのもぶっ飛ばして、取り組みました。

1冊終えるころ、英字新聞の記事が読みやすくなっているのを実感しました。
そこで、ようやく理解したのです。「英語は基礎でつまづいていると、積みあがっていかない」ことを。 当たり前のことですが、この時ばかり基礎の大切さに気付いたことはありませんでした。

遅すぎる社会復帰


文法攻略してからは、勢いに乗って英検1級にチャレンジして二度目で合格しました。 たまたまリスニングは強く、英語で話すことにも慣れていたので、二次試験のインタビューには一発で合格しました。 

英検1級を取ってからは、個人的に英語を教えたり、通訳や翻訳をしたりして、少しずつ英語にかかわる仕事が増えていきました。でも、単なる主婦の、趣味の延長のようなものにすぎませんでした。 「好きが高じて仕事になった」という感じです。

起業を決めたのは、夫があと数年で退職というタイミングでした。 なんと無謀な!! 理解のある夫で、ほんとによかった(笑)
そうです、とても遅い社会復帰だったんです。

ある日、テレビで「コーチング」という言葉を耳にします。 なんか直観的に、「これを学びたい」と飛びつきました。

それまでいろいろな人に英語の指導をしていましたが、英語を一方的に教えるだけでは、生徒さんの目標達成がむつかしいと思うようになっていました。 中には頑張って勉強してもなかなか上達できなくて、途中でやめていかれる生徒さんも多くいました。 そういうことがあるたびに、無力感を感じてきました。

「教えること」だけでなく、「その人の力を最大限に引き出す」コーチング的なアプローチこそ、人に目標を達成してもらうためには必要なものだと実感したのです。「コーチング」を知って、途中で挫折してしまう英語学習者のサポートができるのではないかと確信しました。そしてコーチの資格を取り、英語指導にコーチングを取り入れた英語教室を始めました。

英語学習を楽しく続けるコツとは


コーチングを学ぶ前は、もともと好きで英語を続けていただけだったので、教えることはとても苦手でした。コーチングを学んでから、生徒さんとの関わり方が変わりました。 私自身がとても楽しく教えられるようになりましたし、英語学習に関するコーチングも導入したことで、生徒さんが自ら楽しく取り組む方法をそれぞれ工夫するようになりました。

「学校でこういう教え方をしてくれたら、英語を好きになっていたのになぁ」と言われた生徒さんもいます。

学生時代に英語で挫折した理由のナンバーワンは、「授業が楽しくなかった」ことが挙げられます。

もしその時に、「なぜ、いま英語を学ぶのか?」という問いかけをして、その問いに自分の将来の夢が描けていたら、授業そのものは楽しくなくても、自分の勉強を楽しむことはできたはずです。わたしは、生徒さんに最初に二つの質問をします。
「何のために英語を学びたいと思うの?」
「その目的を達成するためには、どのレベルの英語が必要なの?」

この二つの質問に答えられたら、英語学習を途中で挫折することはありません。

学校や塾ではできない、受験生を勇気づけるお母さんの力


大学受験に取り組む高校生の英語をみていたときの経験が、この「英語コーチング」を生むきっかけになりました。

AO試験で大学受験を考えていた生徒さんのお母さんですが、万が一AO試験がうまくいかない場合のことを考えて、英語の対策をしておきたいということで、私に英語指導の依頼がありました。

お子さんは、中学の時から部活に熱心で、あまり勉強をしていなかったようでした。 最初に会って、英語の成績などをお話ししました。 案の定、中学の基礎がほとんど理解できていませんでした。 そこで、中1の問題集から始めることになりました。

お母さんにお子さんの現状をお聞きしたのですが、びっくりしたことに、そのお母さんが、お子さんの英語に関する現状をほとんどご存じなかったことです。なによりも、「そもそも家で会話がない」ということを聴いて、なるほどねと納得しました。

英語に関する限り、英語に興味のない、あるいは、ご自身も英語が苦手な親御さんは、お子さんの実情をご存じない方が多いです。 英語のことはわからないにしても、受験生の環境つくりという点では、親がしてあげられることはたくさんあります。

勉強の合間の休憩時間に、勉強や体調などについて聞いてあげるとか、リラックスできるような勉強以外の話をするとか、お母さんは、お子さんが受験を乗り切るための「応援団長」でいてほしいと思っています。「受験」という大きなストレスを抱えているお子さんにとって、心が安らいで、頑張ろうと思える居場所が何よりも一番必要なものではないでしょうか。

コーチングセッションで、そういうことに気づかれたこのお母さんは、まず、子どもとのかかわり方を見直し、まずは「聴き手」に徹することから始めていただきました。
親が変われば、間違いなく子どもは変わります。

親子の会話が増え、徐々に関係性が変わっていきました。 残念ながらAO試験はうまくいきませんでしたが、翌年の受験で合格されました。

【英語コーチング】への想い

英語のことはわからないとしても、大学進学から、就職、結婚・・と子供の将来の夢を聴いてあげることはできます。 ですから、この「受験」というイベントは、その子供の将来の人生に、親がどういう形でかかわっていたいのかを考え、その準備をする好機ではないでしょうか。

私は、24歳の時に母親が突然亡くなりました。 兄も、姉も結婚して家庭を築いていたので、わたしが商売をしていた父の手伝いをすることになりました。

大学卒業して2年目のことで、親とほとんどまじめな話などしたことがありません。ともに商売に励んできた伴侶を失った父のことを思うと、私がメソメソしているわけにもいかないので、気持ちにふたをしてすごしました。 その時、「悲しい」という気持ちにきちんと向き合わなかったせいか、そのあと何年たっても急に涙がとまらないようなことも経験しました。

もっと、母といろんな話をすればよかった、母がどんな思いで商売に励んでいたのか、将来、どんなおばあちゃんになりたいと思っていたのか、子供が巣立った後、父とどんな人生を過ごしたいと思っていたのか、 ほんとに思いは尽きません。

そういう体験があるせいか、「親子関係」という言葉は私にとって、特別な使命感を感じるもののようです。「失って初めてその大切さに気付く」という言葉はご存じだと思います。 でも、できれば失う前に、お互いの想いを分かり合っていただきたい。 ちょっとした言葉がけを変えるだけで、それが手に入るのです。

そのための、親子の「関係の質」を高めるお手伝いをさせていただくのが、私の使命だと思って取り組んでいます。