こんにちは、現在偏差値40点以下の高校受験生向け【原田式英語コーチング】の原田です。
日本では、ほとんどの子どもにとって大学受験まで英語は必須科目です。
にもかかわらず、なぜ英語を勉強しなければいけないのか納得できないまま、イヤイヤ学んでいる子どもがたくさんいます。
「なんで、英語を勉強しなくちゃいけないの?」
「お父さんだって英語話せないけど、ちゃんと会社で仕事してるじゃない?」
「別に海外に行きたいわけじゃないから、英語できなくてもいいと思うよ」
などと子どもに訊かれたことはありませんか?
そんな時、あなたはどう答えますか?
そもそも、なぜ私たち日本人は中学から高校まで6年間、英語を学ぶ必要があるのでしょうか?
今回はそれを考えていきたいと思います。
日本国内で得られる情報の現状について
私たちの生活にインターネットはなくてはならないものになっています。
ネット上の情報量における言語の割合
1位 英語 63.4%
日本語は 1.9% W3Techs 2021年11月のデータ
英語の情報量は、日本語の約33倍です。
情報量が多いとどういうメリットがあるのでしょうか。
より多くの人が必要とする情報、より良質な情報、そして、最新情報などが当然多いということになります。
日本語だけでなく、英語で得られる情報量に多く接することができると、他の国との比較ができるようになりますし、視野が広がります。
グローバルな視点が求められる今日、得られるメリットはとても大きいことがわかります。
たとえ海外で仕事をしなくても、今の日本で生活することは、あらゆる面で海外との関係性を無視しては生きていけません。
あなたの子どもが、将来どんな進路に進むことになるかわかりませんが、英語から得られるメリットを考えると、基礎学力をつけられる中学生の今こそ、全力で学ぶことが子どもに大きな可能性をもたらすのは間違いありません。
外語学習が子どもの知力やIQを高める
もし、「英語の勉強をがんばれば、英語だけじゃなくほかの教科の成績も上がるよ」と言われたらどうでしょう?
実は、外国語学習が子どもの知力やIQを高めるという研究結果があるのです。
〇 外国語学習が他の学科においても学業成績を向上させる可能性があると報告されました。
Goriot, C., & Moser-Mercer, B. (2009) の研究
〇 外国語を学習することが、柔軟性や問題解決能力の向上に寄与する可能性があると報告されました。
Bialystok, E., & Feng, X. (2009) の研究
〇 外国語学習者が複数の言語を使うことにより、注意や認知機能が向上する可能性があると示唆されました。これは認知症の発症を遅ら せる可能性も示しています。
Kroll, J.F., Dussias, P.E., Bogulski, C.A., & Valdes Kroff, J.R. (2012) の研究
もちろん、これらのデータはあくまで一般的な傾向を示しているので、個々の子供にはそれぞれ違う影響があることを考える必要があります。
外国語学習が知力やIQを向上させる要因は多岐にわたり、他の環境要因や個人差もあります。
しかし、大学受験まで英語学習が避けられない日本の教育システムの中にあって、取り組まなければいけないものであれば、しかも、他の教科にも良い影響を及ぼす可能性があるのであれば、やって損はないはずです。
あとは、ふだんの家庭環境で、どうやって子供のやる気を引き出せる関わり方ができるかどうかではないでしょうか。
このまま「笑ってごまかす日本人」で良いですか?
コロナもインフルエンザと同等の扱いになって、また、日本中でインバウンド客が増えています。
日本の文化や景色、安全で衛生的な環境などは、多くの観光客から高く評価されています。
ただ、「日本人」に関してとても残念な評価としてあげられるのが、「笑ってごまかす日本人」という称号です。
個人的に、とても、とても悔しい気持ちになります。
★ 自分の思っていることをきちんと伝えられる。
★ 相手が間違った理解をしていたら、それをちゃんと正せる。
★ 相手の考えに反対であれば、理由を述べて反対だと言える。
日本人にとって、そういうコミュニケーション能力を身につけることが必要なのですが、実は英語を学ぶことによって論理性を身につけることもできるのです。
学校で学ぶ英語を単に暗記の学科だと捉えないで、自分の意見を伝えるコミュニケーション方法の一つだと位置づけることが必要です。
ただ、残念なことに学校での英語の授業では、先生がたがそこまでカバーできていないのが実情です。
では、どうすればこの問題を解決できるでしょうか?
親の「きっかけ作り」が英語力アップの最大のチャンス
「あの時、あれがあったおかげで、英語に苦労しないでいられる自分がいる」
将来子どもがこう思えるとしたら、あなたはそのとき、どんな「きっかけ作り」をしたのでしょうか?
子どもを英語嫌いにしないための「きっかけ作り」にどんなものが思いつくでしょうか?
英語がわかればどんなに世界が広がるかについて、子どもと話すこともよいでしょう。
もしあなた自身が、「もし私が英語を話せたら、こんなこともあんなこともやってみたい・・」というような夢をお持ちなら、子どもとそんな話しをするのも良いかもしれません。
この「きっかけ作り」は日常生活の中で、親であるあなたにしかできないことです。
子どもが積極的に英語を学びたくなるような「きっかけ作り」にぜひ取り組んでみてはいかがですか。
まとめ
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
どんな小さなことでも、ヒントになることを見つけていただき、実践していただければ大変うれしいです。
今回は、高校受験で越えなければいけない英語学習は、決して受験のためだけじゃないという内容でした。
誰が見ても、今の日本で英語が求められている現状は否定できないでしょう。
でも実際には、国民のほとんどが日本人で、日本国内で、日本人とだけ付き合い、日本語だけで生活できるという現状があります。
つまり、多くの日本人にとって、英語を話す機会も、必要性も、とても・とても低いということなのです。
確かに今はそうでも、あなたの子どもが成長して社会に出るころに、同じ状況かどうかは、だれにも予測できません。
突然コロナが広まり、さまざまな社会の在り方が変わってしまったように。
「日本語だけで生活できる」・・その居心地の良さを超える勇気も必要なんだと伝えたかったのです。
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