こんにちは、現在偏差値40点以下の高校受験生向け【原田式英語コーチング】の原田です。
あなたは「子どもをどう褒めたらよいかわからない」という悩みを抱えていませんか?
〇 ほめたつもりだったのに、反応がない
〇 ほめたのに逆に反発された
〇 そもそもうちの子どもには褒めるところがない
〇 何をほめたらいいかわからない
今日は、そんな悩みをお持ちのお母さんに、子どもがドンドンやる気を出して、失敗してもめげない人に成長する【正しいほめ方】お伝えしますね。
ちょっと意識を変えて、やり方を変えて、3か月だけがんばってみてください(笑)
努力は決して裏切りません。
あなたは何故子どもをほめていますか?
子どもをほめることの大切さが強調され始めて久しい昨今、「とにかく褒めて育てよう」という風潮に乗って何でもかんでも褒めてしまうというお母さんが多いですね。
そもそも「いったい何のために子どもをほめるのですか?」
この質問にあなたは、何と答えるでしょうか。
〇子育ての常識だから
〇世の中でそう言われているから
〇子どもがやる気になるから
「実はよくわからないけれど、子どもをほめればそれだけで、積極的な明るい子供に育つのではないか」…というイメージで子育てをしているお母さんが多いようです。
つまり、子どもの成長のために真に役立つ【ほめ方】がきちんと伝わらないまま、やたらと【ほめる】ことだけ強調されて、世の中に広まっているというのが実情なのです。
【ほめて育てる】危険性を知っていますか?
ある自治体の校長先生に向けたアンケートによると
〇 以前と比べて生徒をほめることが多くなった。
〇 以前と比べてほめなければならないといった空気が強まっているのを感じる。
〇 ほめられないとスネル生徒が増えていると感じる。
という意見が多く出たそうです。
同時に、
〇 以前と比べて生徒を叱ることが少なくなった。
〇 生徒を叱るべきときでも叱りにくくなっている。
という意見も多いのです。
叱られることが少なく、やたら褒められ続けると、子どもはどうなってしまうでしょうか。
ほんとうに得意なこと、好きなこと、苦手なこと、良いところ、弱いところ、などなど、自分自身の本当の姿がわからないまま、大人になってしまいます。
いつも褒められてきたので「私はできる人のはず」という思い込みをしている人が陥りやすい傾向があります。
一度でも目の前の課題ができないという経験をすると「私はできるはずなのに、できないなんて思われたくない」という思いから、新しい挑戦を避けるようになります。
何があってもやたら褒められているので、自分自身に過剰な自信があります。だから、就職して上司にちょっと叱られたりすると、すぐにやめてしまうというような、忍耐力が乏しい、傷つきやすい社会人になってしまう人が多いのです。
子どもが小さかった頃のことを思い出してみましょう。
子どもが3歳くらいまでは、何をしても本当にかわいいばかりで、「あら、偉いわね」「おりこうさんだね」「○○ちゃん、すご~い」というような言葉を一日何度も口にしていませんでしたか?
私なんか、すぐにほっぺたに「ブチュ~」❤していました(笑)
そのころは、何の抵抗もなく子どもをほめまくっていたお母さんもいるでしょう。
ところが、子供が成長するにつれ、イヤイヤ期が始まり、親の言うことを聞かなくなり、だんだんお母さんの口調も厳しくなっていきましたよね。
「小さい時は、何でも自分からやりたかった子どもたち。手元が危なっかしくて、つい大人が手を出していたけれど、あの時のあの子どもの積極性はいったいどこへ行ってしまったんだろう。」
こんなことを感じたこともあったでしょう。
そのころの子どもには、「自分は何ができて何はできないのか」ということがわかっていません。うまくいったり、うまくいかなかったり、ド派手な失敗をしたり(笑)そのたびに周りから評価を受けながら成長していきます。
その【評価=ほめことば】次第で、その後二つのタイプに変化していくとしたら、知りたくありませんか?
「子どもはもう中学生なのに、今更それを知っても遅いんじゃない?」と不安になったかもしれません。
でもご心配なく。今からでも遅くないのです。むしろ、今から取り入れることで子供の将来に変化をもたらすことができるとしたら、やらなきゃ損じゃないですか。
誤解のないようにお伝えすると、「ほめてはいけません」「厳しく叱りましょう」と言っているわけではありません。
自己肯定感の強い、失敗してもめげない大人に育てるには、ほめることはとても大切なことです。問題はその【ほめ方】なのです。
間違った褒め方が、子どもの将来にとって迷惑な影響しか与えないとすれば、気づいた今こそ変える勇気が親からの最高のプレゼントではないでしょうか。
子どもを伸ばす【正しい褒め方】とは
子どもをほめることの大切さが強調され始めて久しい昨今、ほめ方によって子供たちは大きく二つのタイプに分かれると言われています。
1.うまくいかなくても、失敗を恐れず次はがんばろうという自己肯定感の高い子供たち。
2.一度うまくいかなかったら次の失敗を恐れて、新しいことに挑戦したがらないタイプの子供たち。
ここから、ほめ方次第で子どもの「やる気」についてのマインドセットが、この二つのタイプに変わってしまうという研究を紹介していきます。
それが、スタンフォード大学心理学教授のキャロル・ドゥエック博士の「マインドセット」です。
彼女の興味の的は、「人は失敗したときにどうするか」という点でした。そこで、子どもたちにまず簡単な課題を与え、そのあと難しい問題を与えてみました。
難しいパズルに取り組む子供たちの中に、解けない問題に目を輝かせて、楽しんでいる子どもたちがいたのです。
この子たちは、努力すれば頭がよくなると信じている。そして実際、どんどん賢くなっている。つまずいても落ち込んだりしない。落ち込まないどころか、そもそもつまずくことを失敗とは考えおらず、何かを学び取るチャンスだと思っている。
「あぁ~ 我が子がこういう風に育ってくれたら・・・」という声が聞こえそうです。
一方、人前で自分の有能さを示すことばかりに心を奪われている人、しくじらずにうまくやることや、人から認めてもらえることを気にしていつもびくびくしていいる人もいます。
この二つのタイプはどこから生まれてくるのでしょうか。生まれつきで変えようのないものなのでしょうか? それとも、何か変えられる手立てはあるのでしょうか?
そこ、知りたいですよね。
フランスの教育家ビネーによれば、パリの公立学校の勉強についていけない児童に特別な教育を行い、彼らを軌道に乗せました。
そしてこう言っています。「子どもの知的能力には個人差はある。しかし教育や訓練次第で知能は根本的に改善できる」と。
つまり大事なことは、「あらかじめ備わった固定的な能力ではなく、目的に即して、どこまで経験や努力をするか」なのだそうです。
こう聞くと、ホット胸をなでおろしたくなりましたか?(笑)
【ほめ方】の具体的な方法について
ではここから、具体的な方法を見ていきますね。
先ほど出てきた、キャロル・ドゥエック先生の研究によれば、子どもに簡単な問題をさせたあとに、むつかしい問題を出したとき、反応の違う二つのパターンの子どもがいるというのです。
A: ひとつのグループは「もっとむつかしいのをやりたい」と目を輝かせる子ども。
B: もう一つは、同じ問題をもう一度やって自分の能力を繰り返し証明したがる子ども。
Aタイプを「しなやかマインドセット」、Bタイプを「コチコチマインドセット」と名付けました。
こういう違いが生まれる理由として考えられるのが、小さい時からのほめられ方の違いなのでそうです。
Bタイプの子どもは、「頭がいい」「才能がある」という「能力」に焦点を当ててほめられる傾向が強かったのです。
一方、Aタイプの子どもは、「がんばったね」という「努力」に焦点を当ててほめられる傾向が強かったのです。
「え! それだけの事?」と思われませんでしたか?
こんなシンプルな違いが、子どものやる気に大きく影響してくるのだとわかったら、中学生になった今からでも取り組まない手はありません。
実は大人になってからでも、決して遅くないのですよ。少し時間はかかるかもしれませんが。
なぜそう言えるかというと、いろんな企業や組織でコミュニケーション改善の研修を行い、「能力」ではなく「努力」に対して、労い、相手を認める言葉をかけ続けることで、見事に彼らは変身していくことを見てきたからです。
お母さんが意識をちょっと変えて、どんな小さながんばりであっても、そこを見逃さず認めてあげることで、子どもの肯定感は上がります。自己肯定感が強いと、少々の失敗にめげたり、挫折したりしなくなります。
ぜひ・ぜひ・ぜひ、きょうから、こどもの「がんばったところ」に目を向けて、ほめてあげてくださいね。
まとめ
小さいころから、「頭の良さ」をほめてこられたお母さんがいたら、ちょっとショックな内容だったかもしれませんね。
でも、先ほど書いたように、お母さんの意識がちょっと変わるだけで、子どもはびっくりするほど変わってきます。
3か月後、半年後、新しいことにどんどん挑戦したくなるような、自発的な子どもに育っていることをイメージして、どうかお母さん自身も、強い心で継続していってくださいね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
どんな小さなことでも、ヒントになることを見つけていただき、実践していただければ大変うれしいです。
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