こんにちは、現在偏差値40点以下の高校受験生向け【原田式英語コーチング】の原田です。
あなたは、子どもと本音で話すことに壁を感じていませんか?
どう接すれば、本当の子供の気持ちを聴けるのだろう
どう伝えれば親の気持ちが伝わるんだろう
この記事では, 子どもと本音の話し合いをするために何をすればよいのかを説明しています
子どもの本音を引き出すためにどんな関わり方をすればよいのか?
結論から言うと
- 気持ちを受け取ってくれる
- 話しやすい親になる
- ○○について否定しない
順番に見ていきましょう。
気持ちを受け取ってくれる
友人にこんな相談をされたことがあります。
「妻が怒るんですよ。せっかく教えたやったのに。訳が分かりません」
状況をよく聞いてみると、こういうことでした。
ある日妻が仕事から帰ってきて、夫に愚痴を言った。
その日、自分の責任でもないことで、上司からいろいろ小言を言われた。自分に100%責任がないわけではないので、言い訳めいたことを言いたくなかった。だから黙って聞いた。でも、あとから腹が立って仕方がなかった。そこで、帰宅して夫に愚痴ってしまった。
という状況だったそうです。
奥さんから、一連の話を聴いたご主人は、奥さんにアドバイスをしたそうです。
「そういう時はね、○○すればよかったんだよ」と
それを聞いた奥さんが、こう言って、その日は一言も口を利かなかったということでした。
何を言ったかというと、「あなたから、そんなことを聞きたいわけじゃない!!」
そこで、そのご主人が私に愚痴を言った。「なんで妻はあんなに怒ったんでしょうね。せっかくアドバイスしてやったのに」
さて、「夫と妻」を「親と子」に置き換えたらどうでしょうか。
あなたには、なぜこの奥さんがご主人にこういう態度をとったのかわかりますか?
話を聴いて、私はそのご主人にこう言いました。
「奥さんがあなたから聞きたかったのは、アドバイスではなく何だったんでしょうね?」
そのご主人は考えていましたが、最後まで分かりませんでした。
もしあなたが、その立場だったら、ご主人からどんな言葉をかけてもらいたかったでしょうか。
そうです。聴きたかったのは、アドバイスではなく【共感の言葉】だったんです。
相手が落ち込んでいたり、怒りで興奮していたり、悲しい気持ちでふさいでいたり、
いろんなことで、誰かに元気づけてもらい時、ほしいのは・・・
【共感の言葉】です。
「そうか、そんなことがあったんだ。それは大変だったね」という、相手のその時の気持ちを受け取ってあげることが、その人の気持ちに寄り添うことです。
本当に解決策が必要な時は、そのあと一緒に考えればよいことです。ただし、必要があれば・・ですが(笑)
話しやすい親になる
あなたは、人から見て、話しやすい人ですか。
「話しやすい人」とは、いったいどんな人を想像しますか? あなたにとって話しやすい人がいるとしたら、どんな人でしょうか?
人の話を最後までしっかり聴いてくれる。
決して、意見を押し付けない。
あなたの言っていることを否定したり、反論したりしない。
こういう姿勢で話を聴いてくれる人がいたらどうでしょうか。何か困ったことがあると、すぐに話しに行きたくなりませんか?
子どもにとっても同じです。
楽しいこと、うれしいこと、いやなこと、子どもが何かあなたに話したいことがあれば、その時の気持ちをわかってもらいたいからではないですか? 分かち合って、共感してもらいたいからではありませんか?
○○について否定しない
さて、この「○○」とは一体何だと思われますか?
あなたの子どもは、よくお手伝いをしてくれますか? お手伝いをするときに、うまくいかないこともあるでしょう。失敗することもあるでしょう。
そんな時、あなたはどういう風に子供を叱っていますか?
「お母さんのしかり方あるある」を見てみると
〇 いつもそうだよね
〇 なんでもっとしっかりしないの
〇 ほんとにダメなんだから
これを決して「叱る」とは言えませんが(笑)、こういう言い方をするお母さんは本当に多いです。
子どもにうまくいかないことがあったとき、きちんと指摘すべきところは、その子の「行動」に関することだけです。
けっして、その子の「性格」や「能力」を否定してはいけません。その子のどんな「行動」が、失敗をもたらしたのか、そこを本人に認識させなければ、ただ本人は自信を失うだけで、残念ながら親の望むような方向へは向かいません。
さて、あなたはどんなお母さんですか?
子どもとの話がかみ合わないとき、うまくいかないことがあって子どもが落ち込んでいるとき、あなたはどんなふうに子どもと向き合っていますか?
【正しいお母さん】になって「私が導いてあげなくては・・」と思っていませんか?
育児書に書いてある通りにやったけどうまくいかない、子育てを上手にしている友人の真似をしたけどそのとおりにはいかない。
うまくいかないのは当たり前なんです。 だって、親も子どももそれぞれ個性があって、一つとして同じ組み合わせの親子なんているはずないじゃないですか。
ですから、人のまねをしてうまくいかなくて「どうして、うちの子はこうなんだろう?」「どうすれば理想の子育てができるの?」と自分を責めたりしないでください。
自分を責めたり、子育てで落ち込んだりする前に、ちょっと考えてほしいことがあります。
子どもに何かうまくいかないことがあった時のことを思い浮かべてください。
映画でも見ているような感じで、あなたと子どもが向かい合っている普段の場面を想像してください。
あなたが子どもに何か言っています。
画面の中であなたと向かい合っている子どもは、どんな表情をしていますか?
お母さんと楽しそうに話をしていますか?
それとも、うつむいて硬い表情でしょうか?
今子どもがあなたに望んでいるものはいったいなんだと思われますか?
〇「正しいお母さん」でしょうか?
〇「一般論や正論を教えてくれる親」でしょうか?
〇「自分の体験から得たものをアドバイスしてくれる母親」でしょうか?
実は、これらは、会話が消えてしまった家庭で行われている典型的な会話スタイルなんです。
子どもは何を親に求めているのでしょうか
ここまでくると、もう答えはお分かりだと思います。
何があっても、自分を受け入れてくれるお母さん。
失敗して、人に迷惑を掛けたら、何をしたから怒られているのか、その行動をきちんと叱ってくれるお母さん。
でも、自分の存在は何があっても否定しないで受け入れてくれるお母さん。
そういう関係性ができていると、子どもは自分に自信を持つことができます。困ったことがあると、相談をしに来ます。
「中1の壁」という言葉をご存じでしょうか。
中学1年生になると、環境が大きく変化します。その変化に打ち勝って、自分の感情をコントロールすることが求められます。自分の感情をうまくコントロールできるかどうかが学力にもかかわってきます。
その段階で、親とのコミュニケーションンをきちんととれる子どもであれば、学習に集中することも可能です。そのためには、子どもの声をしっかり受け止められるお母さんが必要なのです。
「ねぇ、お母さんちょっと聞いてくれる?」と子どもから話しかけてくるような関係性を築けるのは、今、中学生の思春期の始まりがチャンスです。
まとめ
さて、今日の記事はいかがだったでしょうか。もしかしたら、耳の痛い話だったかもしれません。
どんな時も、子どもにとって話しやすい親でいること。よくないことをしたときは、きちんとその「行動」を叱ること。そして、なによりも、子どものあるがままを受け入れること。
子どもと本音で話し合える親子関係を築くのは、今です。
子どもに不満を感じたときは、「私が子どものころ、親にどんな感情を持っていただろう」と振り返るのもありですね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
どんな小さなことでも、ヒントになることを見つけていただき、実践していただければ大変うれしいです。
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